RFコンポーネント

90°ハイブリッドカプラ

狭い冷凍機中にハイブリッドカプラを配置した買ったのですが、市販のRFコンポーネントでは大きすたため自作しました。設計指針の細かい点が分からなかったので、狙った特性は出せませんでした。ただAnsoftで特性を再現できたので、次はかなり改善できそうです。

作製:プリント基板をデザインナイフで加工し、スルーホールを通し、金メッキ。その後、自作の土台に収めました。

性能:動作周波数 7-12GHz、パワー差 1.3dB、最大リターンロス 13dB

余談:ハイブリットカプラにもいろんなタイプがありますが、このタイプは四角の部分の数(今回は2つ)を増やすほど広帯域にできます。これは2つの縮退した原子が相互作用によって結合・反結合軌道に別れ、エネルギーの範囲が広がるのと同等です。 S22、S11の7GHz、12GHzのシャープなディップは結合・反結合軌道に相当するのもです。また、位相差は90°にピッタリ張り付いています。これは近藤効果に見られるフェーズロックを本質的には同じ現象だと思うのですが、、、

低雑音パワーアンプ

低雑音パワーアンプ

共振器(誘電率測定用)